はじめまして、日本美術刀剣保存協会 岡山県支部長の小池哲と申します。私が昨年支部長に就任してまず掲げた目標に、神社仏閣にある錆びた奉納刀を研磨する活動に取り組みたいということがありました。そこで今回奉納刀研磨プロジェクトを立ち上げ実行委員会を発足しました。

現在、神社仏閣に奉納されている刀剣の多くは錆びた状態のまま保管されています。しかし、このまま放っておくといつか朽ち果て価値のないものになってしまうおそれがあり、これを防ぐためにはもう一度研磨して大切に保存していく必要があります。

このプロジェクトの第一弾として、岡山県真庭市重要文化財に指定されている、高岡神社の宝刀国重を研磨します。研ぎあがった刀は岡山県立博物館に預け手入れ保管していただきます。

この研磨~保管までの作業に、100万円を必要としています。そのうち岡山県支部で50万円の支援金を集め、残り50万円を皆様からのご支援で達成したいと願っています。