刀剣の被災を防ぐために

各地で豪雨が続いており、刀剣の被災の心配があります。
大きなビニール袋に白鞘ごと包んで家の高いところに避難させるか、今のうちに安全な場所へ刀剣を移動させるなどの対応をお願いします。
水に浸かってからでは遅いので早めに行動してください。写真は西日本豪雨の際に浸水してしまった刀です。

浸水した刀剣の応急処置について

水に浸かった刀剣は鞘などをすべて外し、水洗いをしてください。
重曹を入れたアルカリ水で洗うのが良いです。
水気をふき取り、よく乾かして刀剣油(なければ「呉工業5-56」や「エステーWD40」)などを刀身にぬり、食品用ラップフィルムで包んでください

浸水被害に遭った刀剣はそのままにしておくとすぐに錆びてしまいます。
速やかな処置を必要としていますので、出来るだけ早い専門家への相談をお願い致します。
応急処置を施した刀剣の持ち運びの際には新聞紙3枚以上で巻き、切っ先はガムテープでけがをしないように養生してください。

錆びてしまった刀剣の修理について

茎の錆はペーパーやヤスリで落とすと元に戻りません。
必ず詳しい専門家に任せてください。写真のように直せます。

西日本豪雨の際に浸水してしまった刀もきれいになっています。
水に浸かっても早めに処置すれば大丈夫なので、刀剣関係の職人か日本美術刀剣保存協会の地元にある支部事務局に相談してください。連絡先は下記HPをご覧ください。
日本美術刀剣保存協会 協力団体一覧