奉納刀研磨プロジェクトについて

はじめに

日本美術刀剣保存協会岡山県支部では2017年に「奉納刀研磨プロジェクト」を立ち上げ、保存のための活動を行っています。
現在、神社仏閣に奉納されている刀剣の多くは錆びた状態で保管されています。
しかし、このまま放っておくといつか価値のないものになってしまうおそれがあり、それを防ぐためにはもう一度研磨する必要があります。

2017年に行った第一回目の奉納刀研磨プロジェクトでは多くの方からのご支援を頂き、6振の奉納刀を研磨することができました。
2018年から第2回目となる奉納刀研磨プロジェクトを行っており、最初に「大薙刀 銘 盛光」の研磨を行いました。

第2回 奉納刀研磨プロジェクト

第二弾について

第一弾の残金で日桃竢燗穴神社 (ひめさかかなちあなじんじゃ)様の奉納刀研磨を行います。

奉納刀 大太刀 新見市指定重要文化財
表銘  備中國阿賀郡野々上村御氏神奉籠二位姫宮大明神
    并氏寺如意山千手院三尾寺宥宣
裏銘  延寶八年申八月吉日 山城大掾源國重造
    國司御氏水谷左京佐藤原勝宗願成(以下判読できず)
刃長  三尺六寸 反り 二寸 全長 160cm

阿賀郡野々上村は現在の新見市豊永
三尾寺の住職が宥宣
水谷勝宗は備中松山城主
備中松山城の改築が無事完成するように奉納したと言われている

奉納刀 薙刀 新見市指定重要文化財
表銘 奉納□長刀 姫宮大明神 山城大掾源國重
裏銘 延寶七年未九月吉日
   願主野々上村□□□若林八郎右衛門尉信忠

この薙刀の柄には朱漆で野々上村 若林八郎右衛門尉信忠と記されている
植木一族(真庭市下中津井にある斎田城主の末裔)の若林と言われている

奉納刀の現状

第一弾について

このたび第2回目となる奉納刀研磨プロジェクトを行います。最初に研磨を予定している刀剣は「大薙刀 銘 盛光」、遍明院に奉納されたもので全長2.3メートル、国の重要文化財に指定されています。是非、この貴重な刀剣をもう一度研磨するためご支援をお願い致します。
更に集まったお金でできるだけ多くの奉納刀を研磨していきたいと考えています。皆様のあたたかいご協力よろしくお願い申しあげます。
また、こうしてきれいになった刀剣は再び錆びることのないよう岡山県立博物館にお預けし、以後手入れ保存と展示公開をしていただきます。

御礼とご報告

第2回奉納刀研磨プロジェクト 平成30年9月現在
134名 1,591,000円、前回残金427,587円
合計  2,018,587円
費用  1,197,749円
残金  820,844円(利息 6円含む)

皆様からの多大なるご支援を有難うございました。
目標を達成することができ、無事に盛光の研磨を行うことができました。
盛光を研いだ後に82万円の支援金が残り、次に研磨する奉納刀を検討していたところ、岡山県立博物館に新見市の教育委員会から問い合わせがあり、新見市の重要文化財に指定されている2振の奉納刀を何とかしたいと相談がありました。 第二弾として研磨を予定しています。


奉納刀研磨プロジェクトについての詳細はこちらをご覧ください。
◆第2回 奉納刀研磨プロジェクト

第1回 奉納刀研磨プロジェクトについて

御礼とご報告

クラウドファンディング 176名 1,675,000円
岡山県支部と高岡神社の氏子様 計143名 1,383,000円
合計 319名 3,058,000円

クラウドファンディングは成立・終了しました。多数のご支援を頂き、今回6振りの奉納刀を研摩することができました。有難うございました。
また、平成28年10月2日(日)で岡山県支部での支援金受付も終了しました。

奉納刀研磨プロジェクト記念「備中水田国重の研究」について


全92ページ 64振カラー
大月八郎左衛門尉国重の謎 大月与五郎銘の変遷 山城大掾源国重の代別など

水田国重の研究図録です。
備中水田国重一派の作品を写真にまとめて本にしました。
八良左衛門が誰なのかその謎にせまります。

この図録は10,000円以上の支援金を寄せて頂いた方への返礼の他、希望者への販売もしていました(現在完売)。

日刀保岡山 連絡先について

ご質問・お問い合わせなどは支部長・小池までよろしくお願いいたします。
bizentakumi@yahoo.co.jp

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